ウィーンでオートバイ
先週友人が運転する車に乗って買い物に出かけてきた。買い物そのものは特に問題なく終わったのだが、その帰り道で友人の車に乗りながら、今まで (半径距離で言えばそこまで距離は無いにも関わらず) 見た事の無い景色を色々見る事ができた。
私がその風景を見た事が無かった理由は単純で、私の移動は殆ど地下鉄かトラムにより行われるため。それ以外の移動は殆ど全て徒歩なので、自ずと行動範囲も決まってくることになる (なので、知らない場所に行く時には、最寄りの地下鉄駅から調べることになる)。
確かに街中を (地下鉄などを併用して) 歩くというのは悪くは無い。しかし街から少し離れた場所を見ようとすると、個人的な足が必要になる様に思える。
私の場合、(オーストリアの運転免許は持っているものの) 入手した車を数か月で壊してしまったという前科もあるし、そもそも車の様に「人生を必要以上に複雑にするもの」を持ちたくは無い (なので車で旅行するとなると、恐らくレンタカーを借りることになるだろう)。ならば小さなオートバイはどうかと考え、Honda のモンキーをすぐに思い浮かべた。小さいし、遠出するのではなく「ちょっとその辺を..」というような場面で使い勝手が良さそうだと勝手に考えた (それに部屋にそのままバイクを持ち込めるのも良さそうな感じが個人的にした)。
バイク好きの同僚に話をして、モンキーの外観を見せた瞬間に、「止めとけ」と言われる。どうやら 50cc のバイクだと、そこまでスピードが出せない関係で危険らしい。125cc 以上のバイクを薦められた。確かにこちらは車の性能限界までスピードを出す様なところがある。
私が現在持っているのは車の免許 (と、それに付随する、日本で言うところの原付に乗る資格) だけで、50cc を超えるバイクに乗る事はできない。免許を取る事も勿論できるのだが、その場合結構な時間とお金がかかってしまうらしい (数週間と 1000 ユーロ程度)。自動車の運転免許を取得してから5年以上経っていれば、実務試験だけでよく、費用も 250 ユーロ程度らしい。
ここまでしてオートバイに乗りたいかと問われれば、答えは否だろう。同僚から話を聞いているうちに、「折りたたみ自転車を使って、週末色々なところに (地下鉄を併用しながら) 行くのも良いなぁ」という気持ちにすらなってしまった。
車やオートバイから離れてそろそろ2年ぐらいになるのだが、別段恋しいとも思わない (オートバイを乗り始めたら楽しいかも知れない、と感じる程度だろうか)。そういう意味では公共交通機関の発達しているウィーンに越してきたというのは、私にとって悪く無い選択だったのだろう。
