オーストリアの運転免許証
表題にあるように、ついにというか、ようやくこちらの運転免許証を取得した。やってみれば簡単な事だったのだが、実は個人的には少し長い道のりだった。
日本では数年おきに運転免許証の更新を行う必要があるが、こちらではそういう必要は無い。これはオーストリアだけではなく、ドイツでも同じである (なので、60才のおばあちゃんが持っている免許証に20才の女性の写真があったりする)。当然有効期限の無い方の免許証を取得したいのだが、私がドイツにいた頃だと、そこまで簡単に決断することでは無かった。
- そもそもドイツには留学で来ているのであって、あの時点では日本に帰る可能性もあった (実際帰ったのだが)
- 日本でドイツの免許証を使おうとすると、
- その免許証の翻訳が必要
- 更に、免許証の有効期限は、日本に上陸してから1年間
- その後再度免許証を有効にするには、日本から連続して3ヶ月以上離れる必要がある
ドイツに留学していた当時、私は車の免許証を持っていなかった (留学後、日本に帰国して教習所に通い始めた)。ドイツで免許証を取得するか考えたのだが、上のような状況があったので (この状況そのものは今でも変わらないが)、結局日本に帰って取ることにした。
そして今私はオーストリアにいる。いつまでここにいるか分からないし (つまり留学とは訳が違うし)、気がついたらもう免許証の更新時期が近づいている。そういうわけで、できるうちに免許証の切り替えをやっておこうと考えた。ちなみにオーストリアと日本間の場合、オーストリアの国際運転免許証を持っていれば、日本でも運転することができる。こちらの国際運転免許証は機会があればそのうち取りたいと考えているが、さしあたってそこまで緊急でもないとも考えている。
必要な書類は以下のとおり :
(A) 申し込み用紙
(B) 写真
(C) 医師の診断書
(D) 運転免許証の翻訳
(E) 申込料金
(F) 他にもあるのだが、ここでは割愛
日本の運転免許証からの切り替えの場合、(ラッキーなことに) 実技試験を行う必要が無い。というわけで、必要な書類を集めて、該当する役所に持っていく。免許証の翻訳は、登録された翻訳者でなければならないとの事だったので、翻訳者を紹介してもらおうと大使館に連絡してみると、なんと大使館そのものがそのようなサービスを提供しているということが分かった。日本の運転免許証を預けて、次の日には受け取ることができた。
問題だったのは医師の診断書だろうか。登録されている医師に直接連絡を行ないアポイントメントを取り、最終的に診断書を受け取るのだが、なかなか連絡を取ることができない。ちなみに登録されている医師のリストは、上の役所に貼り出されていた。
何人目か (多分10人目ぐらい) で、どうにか医師の1人と連絡をとることができたのだが、その人は「それじゃあ今日の午後4時はどう?」と訊いてくる。仕事が速いですねぇ。なんとその日の午後5時には診断書を手にしていた。
Verkehrsamt という役所に行き、そこで必要な書類を全て提出。オーストリアの免許証の出来上がりは2週間後らしい。私は郵送してもらうことにした (再度役所に出向いて受け取るということも可能らしい)。実際には2週間経たないうちにアパートのポストに免許証が届いていた。なかなか優秀だという印象を受けた。
更に驚いたのは、その数日後に同じ役所から「数日前に送ったんだけれど、届いてますよね? 届いてなかったら連絡くださいな」という手紙が入っていた。同じ住所に送っているのだから、アドレスが間違っていたらそれまでだと思うのだが、ちょっとだけ感動した。
というわけで現在私の手元には当分使う予定のないオーストリアの免許証がある。そのうち思い出したら国際運転免許証について問い合わせをしてみよう。
