ヨーロッパに初めて来たのは 今から10年近く前のことになるのだが、実際に一定期間 (例えば半年) を超えてそこに住み続けると、普段着る服装について考えなければならない。
私自身があまり服を頻繁に買う人間ではない (というか、そもそも興味がそこまでない) というのが主な原因なのだろう。最初にヨーロッパで服らしい服を買ったのは、大学院時代にドイツにいた時だった。想像してはいたのだが、実際に試着してみると明らかに私の丈に合わないということが分かる。簡単に言うと、私のウエストサイズにあったズボンが無いのだ。ドイツ語の教科書などに「そういう時は子供服のコーナーを覗いてみましょう」ということが書かれていたような記憶があるのだが、不幸なことに私のサイズにあうものも、子供服売り場には通常置いて無いことが多い。
上のような理由で、私が着る服は日本に行った時に購入するようにしている (とはいうものの、そういう機会もそう頻繁には無いのだけれど)。あまり服にこだわる人間でも無いし、Tシャツはだいたいのサイズがあっていれば良いので、そこまで苦労した記憶はまだ無い。
街を歩いているとスーツや、その下に着るシャツを売っている店を見つける。好奇心で入ってみると、店員に首のサイズを計られる。83cm だそうだが、この首の太さは私の身体にしては大きなものらしく、お店にある服 (または市場にある商品) に、適合するサイズは無いと言われる (首のサイズをベースに服を買うと、袖などの丈がどうしても大きくなってしまうらしい)。
代替案として、店員から「オーダーメイド」という選択肢があることを告げられる。どうやらウィーンではオーダーメイドで服を作っている人が何人かいるようで、そのうち1人の連絡先を受け取る。どうやら一度私の身体のサイズを測り、それから先は必要に応じて服のオーダーをするらしい。大体 85 ユーロあたりからの金額になるらしい。正直言って私にはこの金額が高いかどうかの区別がつかない。経験という意味で、一度やってみても良いかもしれない。
